• HOME
  • 交通事故の応力解析と損傷

交通事故の応力解析と損傷

追突などの交通事故による損傷とその応力解析
追突などの交通事故による損傷とその応力解析①

「ムチ打ち」の結果、頭や首にかかる回旋力(ねじれる力)や平行移動力は自動車自体にかかる力よりもはるかに大きいという研究結果があります。どのような自動車事故でも、支えのない頭は衝撃の方向にガクッと倒れ、それからその反動で反対の方向に倒れます。

追突された時には、座席の背もたれが高かったり頭に支えがあったとしても、座っている人と支持構造(ヘッドレストなど)の間の距離に比例した力がかかって首が後ろに投げ出される。車が前方に動くと、被害者の体は背もたれに強く押し付けられて、頭と首は元の状態のまま固定されます。

追突などの交通事故による損傷とその応力解析②

頭にかかる初期の慣性は、後ろ向き平行移動の終わりの時点では首が後ろに反る方向の力に変わり、背もたれやヘッドレストから離れた後、頭は前方に跳ね返り、首が前方に無理に曲げられる。
この場合、背もたれやヘッドレストの位置が低かった場合には首はひどく後ろに反る動きをします。
それらの外力が一通りかかった後に頭が前方に跳ね返ると、顎が胸に強く当たって首が前方に曲がる動きが止まります。

この時に全身が前方に移動するため、ダッシュボードやハンドルなどで膝や上半身を強くぶつけて首以外にも損傷が広がる事が多いため、首以外の損傷も把握して施術してやる事が重要になってきます。

「むちうち」による症状
「むちうち」による症状

追突による応力を受けた側に頭痛や眼圧亢進、顔面知覚異常などの、上位頚椎性不定愁訴が出現する。
これは追突の外力そのものが身体にカンナの刃を出す際にカナヅチで叩いた時のような効果を引き起こして第一頚椎が変位し、その側方に変位した側の椎骨脳底動脈管系(後頭部に分布する血管です)を牽引して血流を阻害、頚椎管も変位側に牽引されて障害を受ける事によります。

追突応力側を受けた逆側には肩こりや腕の脱力感、知覚異常、痺れなどの神経症状を起こします。これは衝撃を受けた逆側に発生するもので、椎間板内の髄核や第一肋骨が支点となって神経や脈管系が引き抜かれるような作用によるものです。(鉛筆を折ると、力を加えた側とは逆の部分が裂けるように割れますよね…あんな感じです。頚椎と胸椎の境界で起こる場合が一般的です)

このように、むちうちによる外傷ひとつだけ取り上げても筋肉はもちろん、神経や血管までも損傷をきたす症例は、程度の差こそあるものの交通事故による損傷症例のほぼ全部に見られる事から、早期からの適切な検査やそれに合った施術がとても重要なものになってきます。身体は車と違って部品を変えれば済むものではありません。
だからこそ早期に施術、管理、生活指導も含めた適切な処置をしてやる必要があると考えます。

残ってしまった痛みがが改善するまでサポート

交通事故による怪我というのはしっかりと的確な施術を施していきませんと怪我の状態が残りやすいと言われております。
何年も前の交通事故の怪我であっても痛みが残っていたり、たまに痛くなってしまうという症状があらわれてくることがあります。
豊田市の接骨院では交通事故の怪我に特化した施術をおこなっておりますので、早期に痛みの元から取り除いていくことが出来ます。
保険を利用して施術しているという場合には、一定の施術が終わったあとに、残ってしまった痛みが認定を受けるように薦めてくる場合が多く、持続した痛みが無いようであればう後遺障害認定を受けられることは無いということで施術を打ち切りさせようとしてくる口実としているのです。
しかし、残ってしまった痛みがが残ってしまっておりつらい痛みが続いているというのであれば、豊田市の接骨院でしっかりと施術して改善させていく必要が御座いますし、現在の身体の状態と施術の必要性、妥当性をお客さんに代わって豊田市の接骨院が保険会社に対して主張することが出来ますので、お客さんには安心して施術を継続して頂くことが出来るというのが強みの一つです。

むちうちなどのご相談はこちらから
交通事故で緊急の場合はこちらから