院長のひとりごと

接骨院での治療が終わればチビチビと

院長です。
久しぶりに独り言を更新……まぁ いつも独り言なんですが
せっかく分けてるワケですから たまには更新です

先日、患者さんからお酒を頂きました
(Hさん と言っておきましょうか……)

「先生、ウイスキー飲むかい?」
僕は そんなに酒に強い方ではありません
少しだけ 嗜む程度にウイスキーは飲みます
香りが好きですが、強いのは苦手なので大体は水割りで……

そんなこんなで 問答しているうちに
Hさんが ウイスキーを僕に下さると言うんです
「あぁ、ありがとうございます」
「今、車につんであるから」
「えっ、いいんですか?」
「いいのいいの どうせワシは飲まんから」

……なんで車に積んでいるんでしょうか 不思議です 
しかも 自分は飲まないのに 何故? 謎は深まるばかり
Hさんは御自分の車に向かったかと思えば
高価そうな酒瓶をかかえています 

「うゎ、高価そうなウイスキー ……」
「死んだワシの親父が好きでねぇ…」と遠い目をしておっしゃる

あぁ なるほど……
……………
…………………
………………………

……って遺品っすか?  ……重っ!

「昔、親父はよく仲間と飲んでてねぇ」
と目を細めて宙を眺めてます
その視線の先には 誰がいるんでしょう 
僕が目で追っても 見えるはずもございません

そんなワケで 仕事終わりに酒瓶を恐る恐る開封 
……大丈夫です 飲んだ途端に胸が苦しくなったりしてません
こんな酒の味もろくに分からないような僕に飲まれて
Hさんの父上は不本意に思われたかもしれません

Hさんご自身は「家で置いとくより 好きな人に飲んで貰った方がええわ」
と 言っておられました
物には作り手の精神が宿るなんて事をよく聞きます
僕が これを飲む資格があるか否かは別にして
やはり酒として生まれたからには 酒として飲まれる方が本望……なのかな?
少しずつは 減っていますが
大酒飲みではないので 相変わらず仕事終わりにチビチビやってます 
思いのこもった大切な遺品、有難く頂戴致しております 

投稿者 らくだ接骨院 (2010.06.12)
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